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食いしん坊松本が情熱をかけ、食を通じて人に癒され、そして胃袋を満たす物語。
by kurosakaba
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天然栗茸・天然なめこ
本日、栃木県は栗山村より、

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天然のナメコと天然栗茸を入荷。



栗茸は天ぷらに、ナメコはサッと

湯がいておろしナメコにてご提供します。



もちろん阿久根港からも地サバ・太刀魚・

地アジ・キジハタなど美味そうな魚が入荷

しております。

ご来店お待ちしております。
by kurosakaba | 2005-10-31 02:20 | ニュース
下関産 瀬付きアジ
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私の楽しみとも言える、毎日の検品。
今日は阿久根港からの真鯛や平目にサバ
などを、涎を垂らしながら眺めていると。

下関港からの見慣れぬ箱を発見。
私の食覚がムラムラと反応する、
箱を開ければ、箱いっぱいの鰺達が
輝く瞳で私を見つめている、スタイルを
見れば、瀬付の鰺らしい丸々した肉付き
に金色に輝く肌。

男たるものここまでされては引き下が
れるはずが無い。

もっちりとした食感とアジの甘さに、
つまみ食いの事は忘れ大騒ぎ。

本日、伊豆より伊勢海老も入荷、
美味しい魚に囲まれて仕事をする私は
幸せである。
by kurosakaba | 2005-10-27 02:24 | ニュース
 お造りと鍋
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阿久根港より、念願の甘鯛を入荷しました。

昆布〆でいただこうと思ったら、鮮度と身質が
あまりに良いため、皮目をサッとあぶってつまみ食い。

上品な脂にとろける甘みにびっくり!
その他本日、キジハタ、真鯛、太刀魚、地サバと豊富に
魚を取り揃えております。

本日の地魚のお造り五点盛りは1800円にてご提供いたします。

またずいぶん冷え込んできましたので、地鶏とキノコの新蕎麦団子鍋
をはじめました。
宮崎地鶏とキノコの旨みに加え新蕎麦と山芋で作る自家製団子の相性は
抜群、薬味に柚胡椒など入れると、いっそう美味い!
by kurosakaba | 2005-10-18 02:25
 厚岸直送 初物!カキ
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スタッフが一生懸命仕込をしているというのに
今日の私はニヤニヤとして仕事が手につかない。

気分はまるで遠距離恋愛のいとしい彼女にやっと
会えたような、ムラムラ感?

なぜなら、厚岸産のカキが本日、当店に届いた。
それは、北海道は厚岸湖で古より受継がれる
純厚岸産の稚貝から、カキをこよなく愛する中島氏
により愛情込めて育てられた逸品である。

仕込みを後回しにし、おもむろに北海道より届いた箱から
むさぼる様にカキを取り出し、殻をむいた。

久々のご対面に私は大興奮、小ぶりだがプックリとミルクが
詰まった姿はやはり美しい、口に含めば海の香りが広がり
そしてカキの甘みの余韻にひたる。

待ちに待ったカキの季節がやっと薩摩にやってきました。
三年目の今年、いつもより少し大きなサイズを入荷しました。
そして秋鮭の1万本に一匹しかいないと言われる、幻の鮭児も
入荷しております。
by kurosakaba | 2005-10-17 02:35 | ニュース
太刀魚
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本日、阿久根港からの宝箱を開けると
なんとも見事な、太刀魚が横たわって
おりました。

釣りもの特有の美しい体は、まるで
鏡のように輝いておりました。

地サバも絶好調!

太刀魚、地サバは皮をサッとあぶって
お造りでご提供させて頂きます。
by kurosakaba | 2005-10-14 02:37 | ニュース
第三十五話 ゆっくり阿久根旅
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何度阿久根に行ったことだろう、行くだび私は阿久根の魅力に取り付かれて
ゆく。いつもなら阿久根の滞在時間は一泊の約半日くらいである。
今回は初めて阿久根に2泊と言うことで、ゆっくり温泉でもつかろうなどと
オヤジくさいことも考える。

朝五時から市場見学、見慣れた市場と人は、まるで故郷に帰ってきたような
心地よい気持ちになる。そこに季節を告げるカワハギがつぶらな瞳で私を見
つめている、しまった!一目惚れである。

涎を垂らす私を見かねてか漁協の浜崎氏が粋な計らいをしれくれた、何と自
宅でそのカワハギを刺身で頂けると言うのだ。
プリプリの身に肝入りの味噌汁、これぞ阿久根!朝からのビールも気持ちよ
く体に吸い込まれてゆく。

休むまもなく、潮が良いというのでアラカブ釣りにでかける。阿久根の魚の
旨さの訳を体をはって体験しようと言う計らいだ。一緒に行った料理長は流
石はなれたもので、次々とアラカブを釣り上げる。釣れない私は渡されたビ
ールを飲みながら青く澄み渡る綺麗な色とまるで川の様に流れが見てとれる
ほど潮の流れが速い海が阿久根の魚を旨くさせているのだろうかなどと、の
んきにそんな事を考える。

海から上がれば、石鯛などの姿造りがずらり並んでいる磯料理屋で焼酎を傾
けながらそれぞれが小さいアラカブを釣った武勇伝を語り合う。

東シナ海に沈む阿久根の夕日は本当に美しい、今度はその夕日を眺めながら
の地魚バーベキュウーと焼酎、これぞ阿久根流!胃袋と肝臓に休憩は許され
ないのだ。

日が沈めば、豪華伊勢海老達が私達を歓迎してくれる、阿久根の人々と焼酎
を飲んでいれば、いつ温泉に入れば良いのか、いつ寝ることが出来るのだろ
うか?などという心配はまったくの野暮である。

ただただ阿久根の人々に身をゆだね、地魚、地焼酎と人の味を体が許す限り
満喫する。

この夜、当店に送られてくる魚の美味しさの秘訣は、綺麗な海や激しく流れ
る潮よりも。
地魚をこよなく愛し、人を愛し、そして毎晩焼酎を愛する、そんな阿久根漁
協の人達の人間味のお陰と、体をはって体験したのであった。
by kurosakaba | 2005-10-11 00:00 | ストーリー
第三十四話 天然舞茸を求めて
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最近ではキノコ栽培も盛んになり、本当に香り高い天然キノコはめったに口
にする事は出来ない。食べれぬのなら獲りに行くしかない、私の食い意地は
自分でも呆れてしまうほど、満足することをしらない。

栃木県は栗山村、奥鬼怒川とも呼ばれるその場所にキノコ獲り名人がいると
言うので早速訪ねる事にした。集合時間は現地に朝6時と本気の山遊びは朝
が早い。その若槻氏はハンター暦38年、日光連山は自分の庭だと豪語する
見た目はかなり若い60歳。

かすかに色づきはじめている山々に綺麗な川、わざわざ山に入らなくとも、
女性でも連れて名湯につかりその景色をめでながら酒でも飲むだけで良いで
はないか、若さ故かそんなエロスが頭をよぎる。
「この川を渡るぞー」現実の世界に戻され素足で渡るその川の冷たさで一気
に目が覚め、対岸では野生のサルが私達を迎えてくれる。

山に入ると若槻氏は歳を感じさせない足取りで山奥へと進んでゆく、人が通
る道から獣道の様な荒れた道を歩き続け、見る物はキノコではなく鹿や熊の
糞や足跡だけである。

二時間も歩いただろうか、腰まである熊笹をかき分けながら歩いていると、
樹齢200年以上あると言うナラの大木が点在する。どうやらナラの樹の下
に舞茸があるという。しかし私の集めるキノコはすべて毒キノコと捨てられ
意地になって山を駆け回る私に若槻氏の歓喜の声が聞こえた、若槻氏が指差
すそのナラの木に赤々となんとも毒々しい色をしたキノコがたくさん付いて
いる。そのキノコこそ地元では舞茸より人気がある赤茸というキノコである。

しかし何としても天然舞茸をこの目で見たい私の食い意地は疲れを知らない
気づけば山に入ってから4時間はたっている、そろそろ戻るかと私を気遣う
若槻氏は私の執念に呆れながら、さらに山奥へと案内する。

崖のような所を降りると言うよりは滑り落ち、背丈を越える熊笹を掻き分け
ながら道なき道を歩こと数十分、ナラの大木が点在する新たな聖地を二人で
手分けして探すことにした。

その日何本のナラの樹を探し続けたであろうか、とうとう天然舞茸を発見!
私は気が狂った様に叫び喜びをここまで連れてきてくれた高槻氏に伝えた。

約7時間にも及ぶ険しいキノコ獲り、山を降りたら早速高槻氏自らひいた自
慢の温泉につかる、景色も湯も気分も最高である。
この日だけは私を癒す物はやはりキノコ料理と酒しかないだろう、その日に
獲れたてキノコの酢の物、もちろん天ぷらは欠かせない。

天然舞茸を口に含むと高貴な香りが感じたことの無い快感となり私を包み込
む、険しい山を歩き回ったことなど一瞬にして忘れさせてしまう。
なるほど天然舞茸が市場に出回らないわけが分かる。この味に魅せられ、危
険を省みないハンターのみが得られる究極の味、そしてそれは他人には伝え
られることなく。限られた人たちの楽しみになる。

しかしそれを知ってしまった私は、高槻さん自家製の濁酒に酔いながら今度
は松茸獲りの約束までする自分の食い意地にはただただ呆れる限りである。
by kurosakaba | 2005-10-03 00:00 | ストーリー